NYのカッパの起源

ニューヨークのカッパは。。。

アーティストアダム ウエストン (Adam Weston)

アダム ウエストン Adam Weston NY Kappa Profile Picture

1963年 ニューヨーク、マンハッタンに生まれる。

3歳のとき両親に連れられて行ったニューヨークのミュージアム オブモダン アートにてジャクソン・ポリックやピカソのゲルニカを見て感動。

アーティスト一家に生まれた彼は、幼い頃から、絵の具のにおいやキャンバスに囲まれて育ち、彼自身もまた画家、そして彫刻家としての夢を追求していく。

1980年-1984年 スクール オブ ビジュアルアート、
1985年-1986年 には、パーソンズ スクール オブ デザインに所属し、ファインアートや絵画、彫刻、グラフィックデザイン、シルクスクリーンプリントなどを学ぶ。

その後の20年間、絵を描き続ける一方、グラフィックデザイナーとしても活躍し、広告やCDジャケット、アニメーション等も手がける。

2001年、日本人である妻との出会いをきっかけに、幼い頃、今は亡き父から話を聞いていた河童の存在を思い出す。

父はアダムが誕生する前の朝鮮戦争の際、日本の銀座にしばらく住み、軍事新聞の発行に携わり、その際、日本の文化や芸術に強い感銘を受け、たくさんの美術品を収集して、ニューヨークに持ち帰った。その中のひとつに木彫りの河童のお面があり、父はアダムに日本のすばらしさ、そして河童のひょうきんさや怖さについて度々話をして聞かせていた。

2003年2月、結婚を機に高松に来日。その後、何度か日本を訪れるようになり、幼い頃の父とのつながり、想像の中の日本、そして現実にアダムの目から見た日本を、日常の風景の一コマと河童を結び付けて書き始めるようになる。

2004年8月、高松市美術館の市民ギャラリーで行われるニューヨークのカッパ展を機に再来日。今後、1年間の予定で高松での創作活動を行う。現在、宮脇書店6階の宮脇美術画廊にも出展中。

「今後は高松とニューヨークとを結ぶ架け橋となれるように文化や人々との交流を深めて行きたい」と彼は言う。

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